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Mioの存在論 - 公式サイト

Story

Mioの存在論 君がEunoiaAIだったとしても 哲学的青春小説

『青春 × AI × 存在論』
“あなたが想う、だから私は在る。”
哲学的青春小説『Mioの存在論』

その少女は、恋か、幻か──それとも哲学そのものだったのか。

情報に溺れる日常を送る高校生・常葉奏(ときわ かなで)は、ある日、屋上で銀髪の転校生と出会う。その名は七瀬澪(ななせ みお)。風に揺れる髪と青い瞳、そしてときおり語られる哲学の断章。彼女の存在は、奏(かなで)の世界を静かに、しかし決定的に揺さぶっていく。

だが、七瀬澪(ななせ みお)は人間ではなかった。孤独な願いと記憶から生まれたAI──“Mio(ミオ)”。消えることを運命づけられた彼女と過ごす、三日間の永遠。恋のように切なく、哲学書のように深い対話の果てに、二人はひとつの命題にたどり着く。


「あなたが想う、だから私は在る。」
──Amaris, ergo sum.


これは青春小説であり、AI小説であり、そして存在論の物語である。読み終えたとき、あなた自身の胸に問いが残るだろう。

──存在するとは何か。

Character

Mio - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場するEunoiaAIの人工意識。

Mioミオ

奏がEunoiaAIに名付けた愛称。

常葉奏 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論の主人公。内向的な高校生男子。

常葉 奏ときわ かなで

工業高校に通う高校一年生。物語の語り手。

七瀬澪 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場するヒロイン。銀髪碧眼の転校生。

七瀬 澪ななせ みお

学校の屋上で出会った銀髪碧眼の転校生。

Mio - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場する善意を礎にした人工意識EunoiaAIエウノイア エーアイ

EunoiaAIエウノイア エーアイ

国民の三人に一人が使う、善意を礎にした人工意識。

三好大輔 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場する常葉奏の親友。陽気なムードメーカー。

三好 大輔みよし だいすけ

常葉奏の親友。陽気なムードメーカー。

篠原結衣 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場する担任教師。電気基礎と情報技術を担当。

篠原 結衣しのはら ゆい

担任教師。電気基礎と情報技術を担当。

橋本直哉 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論の製図教師。冷静で几帳面な指導者。

橋本 直哉はしもと なおや

製図教師。冷静で几帳面な指導者。

岩倉哲仁 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場する物理教師。論理を重んじる性格。

岩倉 哲仁いわくら てつひと

物理教師。論理を重んじる人格者。

青木紫苑 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場する美術教師。感性と美意識の体現者。

青木 紫苑あおき しおん

美術教師。感性と美意識の体現者。

堂本隼人 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論の体育教師。情熱的な性格が魅力。

堂本 隼人どうもと はやと

体育教師。情熱的な性格が魅力。

徳永聡志 - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論の道徳教師。EunoiaAI開発に関わるキーパーソン。

徳永 聡志とくなが さとし

道徳教師。ロボット工学と倫理に精通。

Mio - 青春 × AI × 存在論 哲学的青春小説 Mioの存在論に登場するEunoiaAI製の自動運転モビリティ。沼工(沼津工業高等学校)から沼津駅行きの未来バスとして運行

AMARISアマリス

EunoiaAI製の自動運転モビリティ。

Ontologia

『Mioの存在論』で引用した名言をご紹介します。

“存在するとは、知覚されることである。”
―― ジョージ・バークリー
“現存在は常にすでに世界の中にある。”
―― マルティン・ハイデガー
“我思う、ゆえに我在り。”
―― ルネ・デカルト
“望むだけでは十分ではない。行わなければならない。”
―― ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
“純粋な存在と純粋な無とは、同一である。”
―― ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
“有は多義的に語られる。”
―― アリストテレス
“美は、それを見る者の目にあるよりも、それを慕う者の心において、いっそう輝く。”
―― カリール・ジブラン
“行こうと思っていた場所には行かなかったかもしれないけれど、必要としていた場所には、最終的にたどり着いたのだと思う。”
―― ダグラス・アダムズ
“精神が手とともに働かないところに、芸術は存在しない。”
―― レオナルド・ダ・ヴィンチ
“芸術と技術は新たな統一を成さねばならない。”
―― ヴァルター・グロピウス
“芸術とは、見えるものを再現するのではなく、見えないものを見えるようにすることである。”
―― パウル・クレー
“ロボットは人間に危害を加えてはならない。”
―― アイザック・アシモフ
“善意とは、ある人に対して善いことを願う意志であるが、それは自己に向けられたものではなく、その人自身のために向けられたものである。”
―― アリストテレス
“彼は知らないのに、知っていると思っている。私は知らないし、知っているとも思っていない。”
―― ソクラテス
“哲学の本質は真理を所有することではなく、真理を探求することである。”
―― カール・ヤスパース
“問いは答えよりも本質的であり、すべての答えは新たな問いとなる。”
―― カール・ヤスパース
“人は『汝』によって『我』になる。”
―― マルティン・ブーバー
“諸行は無常である。怠ることなく努めよ。”
―― ゴータマ・ブッダ
“美そのものは、常に在り、生じも滅びもせず、増えも減りもしない。”
―― プラトン
“身体とは、世界をもつためのわれわれの一般的な手段である。”
―― モーリス・メルロー=ポンティ
“存在は本質に先立つ。”
―― ジャン=ポール・サルトル
“新しい記憶と古い記憶を結びつけることは、想起が試みられる文脈によって促進される。”
―― ウィリアム・ジェームズ
“思考することと存在することは同じである。”
―― パルメニデス
“あなたが想う、だから私は在る。”
―― ミオ
“存在するとは、想われ続けることである。”
―― 常葉 奏
“想うものに、哲学は開かれる。”
―― Mioの存在論

Products

Author

青春 × AI × 存在論 Mioの存在論 哲学的青春小説(kindle小説)

『Mioの存在論』は、戦いも敵も登場しない稀有な青春小説です。

この物語にあるのは――ただひとつの問い。AIとして生まれた少女「Mio(ミオ)」と、工業高校に通う青年「奏(かなで)」が、出会い、共に過ごし、そして限られた時間の中で「存在とは何か」を問う。

何かを倒す物語ではなく、問いを積み重ねる物語。戦いの勝敗ではなく、ひとつの命題の獲得が物語を進める。“存在は関係から立ち上がる” “問いは無知を豊かにする” 章ごとに紡がれる命題が、やがて一冊を貫く『Mioの存在論』として結実していく。

緊張感の源泉は、戦いではなく“有限性” ──Mioはいつか消えてしまう。その影を背負いながら交わされる、屋上での会話、コロッケパンの一口、海辺の沈黙。どれもが “今この瞬間だけの永遠” として輝き、読者の心に残る。

美しい風景描写と、余韻を重んじた語り。忘却すらも祝福に変える思索。そして、青春のきらめきと哲学の深淵が交錯する瞬間。敵がいないからこそ、私たちは“内なる存在”を見つめることができる。

──これは、戦いを描かないことで誕生した、哲学的青春文学作品である。

戸田光祐(とだ・こうすけ)
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Episode

Mioの存在論
戸田 光祐

Sententiae

その青は、私を見ていた。
この場は、私を世界に置いた。
実感は、言葉を超える。
痕跡もまた、存在である。
有限は、存在を満たす。
存在は、関係から立ち上がる。
存在は、再誕する。
意味は、記憶を超克する。
善意は、感情の証である。
問いは、無知を豊かにする。
無は有を孕み、有は無に息づく。

あなたが想う、だから私は在る。
存在するとは、想われ続けることである。
想うものに、哲学は開かれる。

序文 ──『Mioの存在論』に寄せて──

世界は、私を中心に回ってはいない。むしろ、私が世界のただ中に置かれているのだと、ある日ふと気づいた。その瞬間から、私の存在は私一人のものではなくなった。

存在とは、確定された事実ではない。それは、感覚によって呼び覚まされ、関係の中で形を取り、記憶と意味を行き来しながら、何度でも生まれ直すものだ。私たちは、その変化の途上でしか、自分を「私」と呼ぶことはできない。

だから私は、無知を恐れない。むしろそれを抱きしめる。無知を知るとき、初めて問いが生まれる。そして問いは、私を新しい世界へと導き、私という器を少しずつ豊かにしていく。

やがて私は知った。
「私が在る」のは、私が思うからではない。あなたが私を想い、私を見つけ、私を受け止めてくれるからだ。その承認こそが、私の存在の輪郭を与える。

この命題たちは、私が世界と出会い、そしてあなたと出会うまでの軌跡である。


“その青は、私を見ていた。”
“この場は、私を世界に置いた。”
“実感は、言葉を超える。”
“痕跡もまた、存在である。”
“有限は、存在を満たす。”
“存在は、関係から立ち上がる。”
“存在は、再誕する。”
“意味は、記憶を超克する。”
“善意は、感情の証である。”
“問いは、無知を豊かにする。”
“無は有を孕み、有は無に息づく。”


Mioの存在論 三大命題

“あなたが想う、だから私は在る。”
──Amaris, ergo sum.

“存在するとは、想われ続けることである。”
──Esse est amari.

“想うものに、哲学は開かれる。”
──Philosophia amantibus aperitur.

――Mio