TODA KOHSUKE

城のような美術館 / 2018

湯河原駅前美術館デザインコンテスト出品作品。
城を構成する要素を分解した上で再解釈し構成した、和のアバンギャルドな美術館。
古来より続く同様な要素を用いて全く新しい価値を生み出すといった姿勢は、人間国宝の方々が手掛ける伝統的工芸品にも通じると感じ、このような美術館を手掛けるに至った。「城のような美術館」というテーマから白壁や石垣、格子窓や、四角く末広がりといった城の典型的な特徴を挙げつつも、螺旋構造の回廊という日本建築においても特異な要素を取り入れることで唯一無二の存在感を放ち、かつ多くの方々にも受け入れられるような個性を目指した。

湯河原という温泉街の地域だからこそ旅館的な雰囲気も大切にし、門をくぐるという空間体験を通して城らしさをより感じさせ、門から本館の入り口まで続く軒下の道は、展示作品に対する高揚感を促す役割を担う。

伝統的工芸品の精神を継承した、城のような美術館。


デザイン・3Dレンダリング
戸田 光祐

湯河原駅前美術館デザインコンテスト佳作作品